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医療業界通

医院の事業承継 パート① 医院を譲る側が譲れないこと2015/09/18

医院の承継について譲渡の相談をいただくことが増えてきました。

先日事業承継を進められている先生から話をうかがう機会がありました。その先生は医療法人の分院を勤務医に1件譲られ、次のことも考えられているとのことでした。

「先生は医院を承継させてもいいかなと思う先生と、そうは思わない先生とでは何が違いますか」と不躾ながら質問しました。先生は「経営者としてのものの考え方が出来るかどうかだよ。勤め人のつもりではとても医院経営はできなからね。」答えられました。

「勤め人の意識はどのようなところに出てくるのですか?」と尋ねると、「例えば、間違っていることを注意できるかだね。別に自分が言わなくてもいいと思えばそれで済むが、患者さんのことを考えて良くないと思ったら、はっきり当人に言えなければ厳しいね。そんな姿を周りのスタッフはちゃんと見ていて、ついて行くか、行かないかを決めるんだよ。それから、下の人間を育てようとするかも、わかりやすい例だね。医院の発展や患者さんの利益を考えれば、できるドクターを育てた方がよい。ただ、自分のことしか考えられない人は、出来ない人間に教える時間はもったいない、としか考えられない。そういう行動をしているうちは、いくら成績が良くても後継者にはできないね。」と答えられました。

周りを活かす気がなければ経営者とするには時期尚早ということです。医院経営の後継者にだけでなく、自分にも当てはまる耳の痛いお話でした。

次回は、うまくいっている親子承継についてお話したいと思います。

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